わが家のこそだちタイプ
その日の風向きで、火を囲む
これは性格の判定ではなく、いまの、わが家の傾向のスナップショットです。子の年齢や、きょうだいが増えたこと、その日の余裕でも変わります。どの風景がいい・悪いということはありません。強みとつまずきやすい点は、たいてい同じ性質の裏表です。
決まった形はないけれど、その日その時に必要なことを察して動く人です。予定は変わっていい。子どもの気持ちが動いたほうへ、こちらも動く。情の濃さがあって、家の中があたたかい。
いま目の前にいる子の気持ちが、予定よりも大事だと思っています。計画どおりに進めることより、その日その子が何を感じているかに合わせたい。だから形が毎日違う。それは気まぐれではなく、毎日ちゃんと目の前の子を見ているということです。
状況に合わせて形を変えられること。子どもが不安定な時期や、家族に変化があった時期に、こういう柔らかさがいちばん効きます。子どもは「わかってもらえた」という感覚を持ちやすく、その感覚は後になって効いてきます。とっさの判断が早いので、困っている子を早く見つけられるのもこのタイプです。
基準がその日の状態で変わるので、子どもから見ると読みにくいことがあります。昨日はよくて今日はだめ、が続くと、子どもは様子をうかがうようになる。あとは、合わせているのは親のほうなので、気づかないうちに自分がすり減る。このタイプがいちばん気をつけるべきは、子どもより自分の消耗です。
ひとつだけ「これは毎日変えない」ことを決める。寝る前の絵本でも、朝のあいさつでもいい。ひとつあるだけで、子どもの足場になります。
パートナーが「本棚タイプ」や「畑タイプ」のように淡々としている人だと、「もっと気持ちを見てあげてよ」と思うかもしれません。相手からは、あなたが感情的に見えていることもあります。あなたが温度を、相手が安定を持っていると考えると、役割が見えてきます。感情の話は自分が、段取りの話は相手が引き受ける形にすると、お互い楽になります。