ひだまりこそだち

わが家のこそだちタイプ

野原タイプ
委ねる・流れる・見守る

広く開けて、好きに走らせる

これは性格の判定ではなく、いまの、わが家の傾向のスナップショットです。子の年齢や、きょうだいが増えたこと、その日の余裕でも変わります。どの風景がいい・悪いということはありません。強みとつまずきやすい点は、たいてい同じ性質の裏表です。

決めごとを少なくして、子どもが自分で動くのを見ている人です。手も口もあまり出さない。子どもの力を信じていて、実際その信頼は多くの場面で当たっている。

大事にしていること

子どもは、大人が思っているよりずっと有能だと思っています。だから、先回りして枠をはめるより、自分で試させたい。転んだ経験も含めて、その子のものになると考えている。信じて手を出さないことが、いちばんの敬意だと知っている人です。

強み

自律性が育ちやすいこと。自分で決めて、自分で失敗して、自分で立て直す経験を、たっぷり積めます。子どもは自分のことを自分で決められるようになり、指示がなくても動けるようになります。この家の子は、大人に監視されていない時間を持てます。

つまずきやすいところ

自由と危険の線引きが後手になりやすいこと。信じて任せるのが基本なので、止めるべき場面で反応が一拍遅れることがあります。もうひとつは、まわりから誤解されやすいこと。見守っているだけなのに「放っている」と見られて、園や親族との間でしんどい思いをすることがあります。

気持ちが、少し楽になるかもしれない見方

手をかけないことは、愛情が薄いことではありません。 どれだけ関わったかで愛情は測れません。
止めるべき場面は、実はそんなに多くありません。 道路と、火と、人を傷つけること。この3つを決めておけば、あとは広く開けておいて大丈夫です。
まわりの目は、あなたの子育ての採点ではありません。 見ているのは一場面で、あなたが見ているのは毎日です。

明日、ひとつだけ試すなら

「ここだけは止める」という線を、ひとつだけ言葉にしておく。道路と、人を傷つけること、くらいでいい。線が1本あるだけで、残りの広さを安心して渡せます。

ちがう風景の人と、一緒に育てるとき

パートナーが「灯台タイプ」のように整える人だと、「ちゃんと見て」と言われることが多いかもしれません。逆に相手は、あなたの落ち着きに救われている場面もあるはずです。危ない場面の線引きだけは、先に2人で合わせておくと、いちばんもめません。それ以外は、違っていて構いません。

となりに置いてみる考え方

ピクラー — 急かさず、妨げず、けれど見ている
(連載で書く予定です)
自由を重んじる教育 — サドベリー等。合う合わないがはっきり分かれる考え方なので、いい面と批判の両方を見てから
(連載で書く予定です)

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ほかの7つの風景

灯台タイプ先に光を置いて、そばにいる 導く・整える・寄り添う 畑タイプ種をまき、手をかけすぎずに育てる 導く・整える・見守る たき火タイプその日の風向きで、火を囲む 導く・流れる・寄り添う 山道タイプ先を歩き、ときどき振り返って待つ 導く・流れる・見守る 縁側タイプ決まった場所で、いつでも隣に 委ねる・整える・寄り添う 本棚タイプ並べておいて、選ぶのは子 委ねる・整える・見守る 小川タイプ流れに沿って、一緒に揺れる 委ねる・流れる・寄り添う

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