わが家のこそだちタイプ
決まった場所で、いつでも隣に
これは性格の判定ではなく、いまの、わが家の傾向のスナップショットです。子の年齢や、きょうだいが増えたこと、その日の余裕でも変わります。どの風景がいい・悪いということはありません。強みとつまずきやすい点は、たいてい同じ性質の裏表です。
何をするかは子どもにまかせるけれど、暮らしの形は整っていて、いつも同じ場所にいる人です。行き先を決めるのは子ども、帰ってくる場所をつくるのが自分。子どもが戻ってきたとき、いつもそこにいる。
子どもが自分で決めることと、安心して帰れる場所があること。その両方です。引っぱっていくタイプではないけれど、いなくなるタイプでもない。そこにい続けること自体が、あなたのやっていることです。地味に見えて、いちばん代わりがききません。
安心の土台が厚いこと。子どもは思いきり離れていけます。遠くまで行ける子の後ろには、たいていこういう場所があります。子どもが失敗して帰ってきたときに、責めずに受けとめられるのもこのタイプ。そのおかげで、子どもは「失敗しても言える」ようになります。
子どもが離れていく時期に、寂しさが出ます。抱っこをせがまなくなった、話してくれなくなった——それは土台がうまくいっている証拠なのですが、うれしさと寂しさが同時に来るのでしんどい。もうひとつは、待つ場所にい続けるうちに、自分のやりたいことが後回しになっていくこと。
子どもが自分の世界に入っている時間に、自分のやりたいことを少しだけやってみる。隣にいることと、待ち続けることは同じではありません。
パートナーが「山道タイプ」や「たき火タイプ」のように動く人だと、家の中が振り回される感じがするかもしれません。でも子どもから見ると、外へ連れ出してくれる人と、帰れる場所と、両方がある状態です。相手の予定に全部合わせなくて大丈夫。あなたは動かないことが役割です。